こんにちは。mikanでQAを担当するほっちゃんです。
本格的な夏が始まり、今日も汗だくで保育園の送迎をしております。
先日、QAもブログを書いてみない?とお誘いがあったので
- mikanのQAの仕事内容紹介
- 現場の雰囲気を良くするQAの行動とは?
についてお話したいと思います。
mikanのQAの仕事内容
QAの仕事内容を簡単に説明すると
プロダクトの品質保証をするために、テストをしたりテストを作ったり
他にもコードを書いて自動化したり、他部署の人を巻き込んでテストするなど、品質保証のためならあらゆることをする仕事です。
現在mikanで私はテスト実施の他に以下のような業務をしています
- QAサイクル決定
- テストケース作成
- QA実施への他チーム巻き込み
- 不具合再現
- QA結果の効果測定
ある1日の流れ
私のある1日の様子をご紹介します。
毎日同じスケジュールではないのですが、FirebaseのCrashlyticsの確認は毎朝行い、クラッシュしない率が99%になるよう、どんな不具合が起きているか探ったりテストケースを変えたりしています。
育児をしながらの仕事は大変と思われるかもしれませんが、mikanでは子供の急な熱や就業時間を柔軟に対応してくれるので、子供や夫との時間も取りながら働くことができて、とても感謝しています。
なぜ「現場の雰囲気を良くするQA」について調査したのか
実は、私はQA専任にはなったことがなく、現場がどんなQAを欲しているのか分かりませんでした。
mikanにもQA組織はなかったので、まずは社内中に「どんなQAが理想ですか?」と聞きに行きました。
今日紹介する現場の声は、そのヒアリングした中で得た内容になります。
数々のヒアリング結果の中で今回のテーマを選んだ理由とは?
それは、社内の他の職種の人が輝いて見えたからです(笑)
困ったときはお互いフォローしあいながら専門的な仕事もバンバンこなすところが素敵だと思いました。
と、同時にQAは知名度の低さから以下のような寂しさがあり、いいなー。みんなかっこいいなー。と思いながら仕事をしています。
- エンジニアになりたいです!というインターンは来るのにQAやりたいです。と来る人がいない
- 職種のプルダウンにQAがないアンケートを見かける
- 転職サイトのQA紹介でよく「縁の下の力持ち」と書かれている
- Q&Aと勘違いされる
同じように思っているQAの方がいましたら、一緒に会社を盛り上げていけるキッカケになったらいいな。と思いこのテーマを選びました。
実際に聞いた「現場の雰囲気を良くするQAの行動とは?」
それでは、いよいよヒアリングした声の紹介をしていきます。
mikanで働く皆さんは、前職で様々な現場を経験してきた人たちなので、過去の経験からも含めて回答していただきました。
さらにレベルアップするためのプラスαの行動もヒアリングしましたのでぜひご覧ください。
1.「テストケース作成」中に現場を盛り上げる行動
仲間が書いたドキュメントにフィードバックをする
この声はドキッとしました。あの人輝いているね。と言われたければ、誰よりも相手を褒め称えあっていくことが重要なのかなと思いました。
- 作った仕様が分かりやすいと言われたときうれしかった。(エンジニア)
- FAQを見て操作方法が分かりやすいと言われ、頑張って書いた苦労が吹き飛んだ。(CS)
仲間に感謝する
これは、自分も子育て中に体験があるのですが、子供ってすっごい喜ぶんですよ。目を輝かせてきゃーっ!と。
いやいや、そんな喜ばなくても。といいながら、その反応が良いとまたやっちゃう。
なので感謝することで現場の雰囲気がアガるのも納得です。
- QAを作成したり運用することに関するアドバイスや情報を渡したとき「いつもありがとうございます!」と返してもらい少しでも力になれていると感じることができた。(エンジニア)
プラスアルファでレベルアップさせるなら…
# デザインや仕様にもQAをしてきた観点から意見を出してみる
- 「バグじゃなくて、体験の品質まで保証します!」とQA担当者に言われたとき心強かった。(デザイナー)
私もQAマンならではの視点で仕様の指摘ができたらなと思います。
2.「QA実施への他チーム巻き込み」中に現場を盛り上げる行動
仲間が見つけたバグにエールを送る
「ナイスQA!」という声かけをご存知ですか?私はこのおもしろい声掛けをmikanに入って初めて知りました。部活みたいで楽しいなと感じました。
自分がこれを言われたとき、とても嬉しかったのを覚えています。開発者側もバグが出たら嫌だと思うのではなくこの声掛けをしているのが素敵だなと思います。
- バグを見つけたときにQA担当者から「ナイスQA!」と言ってもらえた場合は嬉しいです。(Bizdev)
分かりやすい不具合報告
この意見は、実際私に対して頂いたもので、何回か試行錯誤して生まれたオペレーションを褒めて頂けたので、とても嬉しかったです。
- 何度もQAしていただいて、丁寧に結果を伝えてもらってるのが非常に助かっております。(エンジニア)
- 再現手順を細かに書いて頂き、動画も付いていてバグ修正のときにすぐ再現できて助かるなーという感じでした。(エンジニア)
プラスアルファでレベルアップさせるなら…
# 重要なバグを見つけたら開発者だけでなく関係ある部署に確認を入れてみる
- 「現在こちらのバグを発見しましたが、ユーザーさんからすでにお問い合わせ来ていますか?」とQA担当者から共有があり、問い合わせに備えることができた(CS)
この意見をもらったとき、ハッとさせられました。「この仕事は私には関係ない」と思わず、常に高い視点を持ち、いろいろな人の動きをよく見て、連携していくことの大切さを学びました。
3.「不具合再現」中に現場を盛り上げる行動
難しいテストを代わりに実施し本業に集中してもらう
mikanの助け合いの文化のおかげで私もこのような行動ができたのかなと思います。最近は、手順書に残して誰でもできるようにすることにも挑戦しています。
- 仕様をまったく知らなかった機能をサクッとQAしてくださり、丁寧に仕様について動画付きで教えてくれたことです。神だと思いました。(CS)
プラスアルファでレベルアップさせるなら…
# 仲間の想像を超えるパフォーマンスについて考えてみる
- 同じテストケースをあらゆる端末で確認してくれていたことがあって感動した。(エンジニア)
- デザインと実装を比べてズレを指摘してくれたのは助かった。(デザイナー)
これも貴重な意見でしたが、仕事に対する、そして人に対する想像性ですよね。人生において一番大事かもしれないです。想像力を働かせて動けるようになりたいと思いました。
4.もっと現場を盛り上げるならこんな行動
バグ修正に苦しむ人を応援する
なぜ私がこの行動を行ったかと言うと、自分が昔バグ修正をしていたからかもしれません。ほんとバグ修正って気が滅入るんです…
- 難しいバグに立ち向かっているときは思い悩みがちですが、QA担当者に「修正方法を次から次へ思いついてすごいですね」と応援されると、気力が湧きます。(エンジニア)
エンジニアとの協力
こちらも自分の行動に対して頂いた意見になります、社内でどんなQAが理想かについてヒアリングした結果を元に行動できたからよかったのかなと分析しています。
- 開発が佳境のタイミングで余裕がない時に急な依頼でもすぐにQAをしてもらえたこと。(エンジニア)
- 開発の仕様を渡すだけでテストケースを作ってテストまでしてくれたことがめちゃくちゃ助かりました。(エンジニア)
技術で助ける
今後の私の目標にもなりますが、QA環境が整ったら、次はここらへんにもチャレンジしてみたいと思っています。
- 自動化でテストケースを網羅されることで安心感がありました。(エンジニア)
- バグ調査を依頼したときに期待通りのアウトプットを提出してもらいバグ調査時間を短縮できた。(エンジニア)
- バグが出た部分のログ情報を送ってもらえて助かったことがある。(エンジニア)
まとめ
以上が「現場の雰囲気を良くするQAの行動とは?」に対する現場の生の声でした。
できるだけ技術ではなく、明日からちょっとの工夫で変えることができるものを紹介してみましたが、いかがだったでしょうか。
私はまだまだこの声全てに対応できていませんが、まずは小さなことから始め、試した結果良かったものは、またこのブログで発信していこうと思います。
実際に実践してみて「反応があった。」などの連絡を頂けるとさらに嬉しいです。
valueを送り合うmikanの文化
私が集めた現場の声ですが、いくつかの声は私自身が実際にもらったものでもあります。 実はmikanでは下記のように4つの行動指針が定義されており、皆このValueを元に行動をしています。
このValueに合致した行為を見かけたとき、仲間から感謝の気持ちを込めたValueカードが送られる仕組みがあります。
こんなふうに、Slackに届き、社内中の人がその内容を見ています。
これを見ると、「xxさんはいつも仲間を助けていてすごいな」とか「xxさんはいつも結果のために逆算した計画を立てていてすごいな」など、とても勉強になります。
私もこのカードをもらうと、もっと仲間や会社に貢献しようと元気になります。(家事と育児もこういう仕組みで誰か褒めて欲しい…)
このような、お互いを尊敬し気持ちよく働ける環境に興味があれば、ぜひ遊びにきてください。
mikanには他にも働きやすい文化がたくさんありますので、カジュアルにランチやお茶でもして情報交換してみませんか?