はじめに
こんにちは、株式会社mikanでiOSエンジニアをしているukoasisです。
この緊急事態宣言の中で、だいぶ自宅作業にも慣れてきた方が増えてきたのではないでしょうか?
私はほぼリモートワークのmikanで働くことで様々な問題に悩まされました。そんな中で私が試行錯誤を重ねた自宅作業環境を公開します。同じ悩みを持たれる方の参考になれば幸いです。
マイク
まずは、リモートワークでミーティングをする上で欠かせないマイクからです。
自分の声は低く通りにくいので意識して声を張らなないと、「え?なになに?」となってミーティングを中断させてしまいます。
また、子供がいる身としては子供たちの全力全開な歌声がミーティングの妨げになるのではないか?と気になってしまいます(それによってミーティングの雰囲気が和らぐので、良い時もありますが・・・)。
これらを考慮して、最初は不要な音が入りにくいヘッドセットを使っていました。
有線にしていたのは、以前使ってたヘッドセットがbluetooth経由のワイヤレスだったため、音があまり良くないこと、電池切れ、接続不良によってミーティングの時間に遅れてしまうことがあったためです。
これで満足していたのですが、そこで新たな問題が・・・・
最近は、mikanに入社していただいた方・副業で関わってくださる方とのウェルカムランチの機会がありがたいことにだんだん増えてきて、ランチの時の咀嚼音が気になりはじめました・・・。他のメンバーからは、あまり気になりませんでしたよ!と言っていただけたものの、うーん、この音大丈夫か?を気にするのに疲れてしまいました。
さらに、mikanでは朝から元気にラジオ体操をするのですが、ここでワイヤードだとどうなるか?首が持っていかれるか、線が切れるかの2択です(幸いにも線が切れたことはなかったですが、首はグキッとなったことが何回かありました)。
そこでやっと辿り着いたのがこの構成です。
マイク: BETA 58A
以下の観点でマイクを選びました。
- 周りの環境音をできるだけ拾って欲しくない
- 音質はミーティング時の会話がメインなので求めない
- ズボラなので手軽に利用できるのが良い
音質を求めず手軽に使えるということでダイナミックマイク。周りの音を拾いにくいということで単一指向性のマイク。と絞っていった結果、BETA 58Aにたどり着きました。
あれこれ買って比較していないので、もっと良いものがあるかもですが、今のところかなり満足しています!
マイクは比較的スッと決まったのですが、問題はUSB出力がないため、Macとの接続にオーディオインターフェースが必要な点です。
マイクだけ繋げれば良いのでコンパクト、かつ、線をあまり繋げたくないと思って、探していて見つけたのがEVO4でした。
各所で紹介されているのでご存知の方も多いと思いますが、USBバスパワーなので電源接続が不要で設置が楽なのが好みの点です! また、自分はM1 Macを利用していますが、特に問題なく使えている点も大きいです。
マイクアーム: RODE PSA1
ここまできたらマイクアームもちゃんとしていきたいですよね。
Blue compassと迷ったのですが、以下の二点でRODE PSA1を選びました。
- 自分が購入するときに、値段がちょっと安かった
- マイクを低位置で固定できる(内角を90度以下にできる)
Blue compassはケーブルを通す溝があって、ケーブルが露出しないのが素敵だなと思っているので、どこかのタイミングで試したいなと思っています。
これで完璧だ!と思っていたら大きな落とし穴が・・・
あれ?マイクアームが上に上がってしまうぞ・・・・ マイクを口元に持ってきてもすぃーっと上がってしまう・・・
よくよく調べてみると適合荷重というものがあり、RODE PSA1の適合荷重は0.7 〜 1.1kgとのこと。BETA 58Aのようなダイナミックマイクはシンプルな構造なので結構軽く、マイク単体の重さは278g。なので、最低でもあと400gは必要でした。
この問題を解決するために、カメラの重さを利用することにしました!詳細は次のセクションで!
カメラ
リモートワークではカメラも必須ですよね!
webカメラが品切れだったタイミングでRaspberry Pi Zeroをwebカメラにして満足していましたが、早々と壊れてしまい、新しいものを買うか?と思ってた時に前職の同僚の記事を思い出しました。
ちょうど一台利用していないiPhoneがあったため、この記事で紹介されていたCamoを試してみました。
Camoを導入したことで、以下の点が改善しました。
- 安定して動作する
- 色・明るさ・ズームなどがMacアプリで簡単に調整できる
M1 Macにも対応しているため、一番の懸念であるハードウェアの問題も解決。あとはどうやって設置するか。最初はよくある自撮り棒 兼 三脚を利用して置いていたのですが以下が課題でした。
- 利用しない時の置き場所
- 移動させるときにケーブルが引っかかる
上記の記事を読んでて、マイクアームに追加のアームを取り付けて、それにiPhoneつければ良いのでは?と考えました。さらに、マイクアームの適合荷重問題も解決できるかも。調べてみるとカメラを扱う方々向けに便利なアームが何個か見つかったので、その中で使えそうなものをピックアップして設置してみたところうまく行きました!
適合荷重は以下のようになりました。0.7 〜 1.1kgなのでピッタリ!
マイク: 278g + 追加のアーム: 400g + iPhone 6s: 143g = 821g
さらに、iPhoneとMacをつなぐケーブルもマイクアーム経由で取り扱うことでスッキリさせることができました!
結果オーライですが、これでマイクからカメラまで、思い描いていた通りに利用できるようになりました!
アプリ
Meeter
リモートワークになってミーティングはほぼオンラインになりました。 朝会に始まり、振り返り、夕会などmikanのオンラインミーティングでは主にZoomを利用しています。 ここで厄介なのが、URLがどれか?Slackで共有されてたあれかー!次のミーティングは別の部屋でやるから移動かぁ。あれ?次のミーティングのURLはどれだっけ?これをやっているとミーティング前に疲弊してしまいますよね・・・
そんな時に出会ったのがMeeterでした!
カレンダーと同期させて、オンラインミーティングのURLを自動で収集し、メニューバーに表示、ワンクリックで参加できます!
また、ミーティングの時間になったら通知してくれて、通知をタップすると該当のミーティングに参加できます。
一つ手間なのが、カレンダーにZoomのURLを設定する必要がありますが、mikanでは愛用者が多いのでZoomのURLを設定してくれる文化が出来ています!とても良い会社ですよね!
今やこれなしではリモートワークできないほど必須アプリになりました!
Krisp
mikanでは全員採用をテーマにしていて、自分もオンラインで面談・面接に参加する機会が増えました。ふと、メモをとっている時に気づきます。キーボードの打鍵音が相手に聞こえていないか???
一旦気にし始めると気になってしまいます・・・ そこで、弊社のみぞりんが教えてくれたのがKrispでした!
とりあえず試してみるかとインストール。インストール中に効果を試す画面があるのですが、キーボードを普段の感覚でタイプしながら、話すということを試してみました。結果を確認してみると打鍵音が気にならない!
個人差はあるので完全に無くなかった!というレベルではないですが、気になって面接に集中できない!という課題は解消することができました!
mikanではKrispをチームで契約しているので、利用したい社員は自由に利用することができます!とても良い会社ですよね!
おわりに
まだまだ改善の余地があるものの、リモートで作業するのに困らない環境ができました。人それぞれこだわりの環境ががあると思うので、これも良いよ!オススメはこれ!などありましたら、ぜひ教えてください!
今回は自分の環境についてでしたが、mikanのメンバーには自分以上にこだわりを持つメンバーがおり、社内のSlackのtimesチャンネルで呟くと、これいいよ。あれいいよ。と情報が集まるので大変便利ですw
この記事を読んで、こんな話題が好きな人がいるチームなんだな。なんか面白そう!と思ってもらえたら嬉しいです!
この流れで定番ですが、mikanでは一緒に働く仲間を募集中です。少しでも興味をお持ちいただいた方はぜひご連絡ください!
一緒に英語学習をより良いものにしていきましょう!